インプラント治療とはどのようなものか?

インプラントのイメージ図(この図は歯肉が透明になっています)

インプラント治療とは、歯の抜けてしまったところに右図のようなチタン製の人工の歯根(インプラント)を植え込んで、人工の歯冠を取り付ける治療です。顎骨とインプラント(人工歯根)を結合させた後に人工の歯を装着するので、天然歯と同じように物を噛むことができます。

また、歯冠の色や形も最新の歯科技術により、自分の歯と同じようにつくることが可能です。

インプラント治療の特徴

1.自分の歯と同じように噛むことが出来ますので、違和感がありません。

2.ブリッジの様に健康な隣の歯を削ったりするような処置が必要ありません。

3.見た目も自然で、人前で口元を気にせず食事やおしゃべりを楽しむことが可能です。

4.総義歯やバネ式の様に取り外し式で「煩わしい」「噛みにくい」「痛い」「こわれた」「話しづらい」などの欠点がありません。

インプラント治療の利点と欠点とはなにか?

インプラント治療以外に歯が無くなってしまった場合における治療法は、他に入れ歯やブリッジといった従来型補綴(ほてつ)法というものがあり、ここではインプラント治療と従来型補綴法との比較としての利点欠点を挙げます。

利点

欠点

  • ●健康な隣の歯を削る必要がない
  • ●インプラントが力を支えてくれるので、
     残った歯への負担を減らし、保護できる
  • ●ご自身の歯があった頃のように
     食事が楽しめる
  • ●装着感が良好で、異物感が少ない
  • ●かみ合わせの安定しますので、
     お体の健康をサポートします
  • ●小手術が必要
  • ●治療期間が少し長くなります
  • ●自由診療(保険は適用されません)
  • ●メインテナンスケアを怠ると、インプラント
     周囲炎や、被せ物が破損しやすくなります。

これらの欠点は必ずしもおきるわけではありませんが、欠点として理解しておく必要があります。

ですが、十分なアフターケアを行えば従来の補綴(入れ歯やブリッジ)より長く、そして自然な歯を手に入れられます。

リスクの少ない手術であれば、10年で90%以上は成功することは科学的に証明されています。

しかしながら、100%1回で成功するとも言い切れないのが医療です。

インプラント/ブリッジ/入れ歯の比較

今まで歯を失った部分を補う方法は「入れ歯」を用いるか「ブリッジ」にする方法しかありませんでした。 

このように歯を失ってお悩みの方に新しい治療法「インプラント治療」をご紹介いたします。

どんな名医であっても、インプラントと骨が結合しないで抜け落ちてしまうこともあります。

他の治療法との比較であれば、インプラント治療のほうが遥かに成功率とお口の中の環境を整えることができます。

インプラント治療の目的がお口の中の環境を整える、ご自身の歯を守る、美味しく食事をする、きれいにする、ということであれば、その恩恵を受けることができるでしょう。

あべひろ総合歯科では、万が一インプラントが骨と結合しない場合、無償でやり直しをさせて頂きます。

また、5年間保証もしておりますので、メインテンスに通っていただいている間にトラブルがありましたら、保証させて頂きます。

従来はこの方法しかなかったのですが、あべひろ総合歯科では最新の技術を持って満足いただける治療法をご提案いたします。

All-on-6(固定式)

インプラントオーバーデンチャー
(マグネット式アタッチメント、バー式アタッチメント(可撤式))

バネの周辺に汚れが溜まりやすいので、5年後虫歯になる確率は90%以上です。

バネが残った歯へ力学的な負担をかけて、長期的に見るとは揺れてくることもあります。

インプラント治療では、清掃性も良くなり、虫歯のリスクや他の歯への負担がなくなります

インプラント治療の流れ

まずは大まかな流れを説明します。

①カウンセリングと相談→説明と同意(インフォームド・コンセント)

インプラント治療においても、一般的な歯科治療と同様に、患者様の現状を十分に説明させて頂き、ご希望と治療費を相談の上で再全農方法を選択してゆくことになります。

安心安全な治療の提供をするために、事前のCT検査、歯周病検査、噛み合わせ、御体の状態、その他多数を検査、ヒアリングさせて頂きます。その上での治療計画、外科手術、補綴歯科治療、メインテナンス等の各ステップにおいても説明を致します。

②術前検査・資料採取

診察の上、血液検査や生化学検査、感染症に関する検査を十分に行い、手術における余計なリスクをなくしていきます。

全身的なことはもちろんのこと、顎の検査や口の中の衛生状態や現在ある歯の状態、その時点でのかみ合わせ診査診断します。

基礎疾患をお持ちの場合は、主治医の先生と連携をとります。

左の写真は当院で使用してるCTです。世界最速わずか10秒で撮影。低線量で安全な最新式の機械です。

③治療計画の立案と決定

採取した資料からインプラント治療の計画を立てます。

CTおよびコンピューターシミュレーションソフトなどを使用し、十分にシミュレートします。

④一次手術(一回法)

決定した治療計画を元に、インプラント体(人工歯根)の埋入を行います。

簡単なケースであれば、1本15~20分程度で終わります。

⑤二次手術(二回法)

一次手術から一定の期間をあけて(上の顎なら約3~6ヶ月、下の顎なら約2~3ヶ月が目安とされています)顎の骨の回復(インプラントと骨が結合する)を待った後、アバットメント(土台となる部分)をインプラント体に連結する手術を行います。

⑥補綴歯科治療

インプラント部の型取りをし、土台(アバットメント)と歯冠(かぶせもの)を作って装着します。

一時的に作ったものを参考に最終型を作り、装着します。

⑦リコールとメインテナンス

最終的な補綴装置(かぶせもの)をつけた後は、口腔清掃と咬合(かみ合わせ)の管理がとても重要です。

患者様それぞれの状態に適した口腔清掃器具の使用とその使い方の説明、定期的な歯科医師によるメインテナンス必須です。

この定期的なメインテナンスによって、様々なトラブルを回避することができます。

インプラント最新高度テクニック~骨を増やす~

他院で骨が無くて諦めていた方はぜひご相談ください。

当院でCT撮影を行いますので今ある歯の把握や、どうしても制約のあるときは、最新式の骨を増やす処置をすることができます。

インプラントを入れるに際して、ある程度の骨の厚みが必要になります。患者様によっては骨の厚みが必要分より薄い場合があり、その骨の厚みを増やす技術提供することができます。

サイナスリフト
ソケットリフト
ブロック骨移植
GBR法
化骨延長術
ソケットプリザベーション
スプリットクレフト
抜歯即時埋入
All-on-4

サイナスリフトとは

上顎洞(副鼻腔)粘膜を横から持ち上げてその中に人工骨を補填して足場を作ります。

昔は骨を作って、固まって出来上がったらインプラントを埋入する方法をとっていましたが、 当院では骨を作ることとインプラントを埋入することを基本的には同時に行います

ソケットリフトとは

上顎洞粘膜を下から持ち上げる方法です。

インプラントを埋入する際に、骨が少し不足する場合に適応します。

粘膜を下から持ち上げて人工骨を入れて足場を作ります。

ブロック骨移植とは

骨の薄い場所で、厚めに骨を再建する場合は、ブロック骨で移植して骨を増やします。

GBR法とは

インプラントよりも歯槽骨が少ないときに骨を増やす方法の1つがGBRです。インプラント治療のときに、骨が足りない場合に行ないます。GBRとは「骨再生誘導法」とも言います。つまり、人工膜で骨ができやすくするお手伝いをします。

化骨延長術とは

骨の高さがない場合、上に持ち上げる処置です。

ソケットプリザベーションとは

抜歯した箇所に人工骨を補填して、骨の厚みを確保します。

スプリットクレフトとは

骨が中程度に薄い場合は、スリットを入れてその隙間にインプラントを埋め込んでいきます。

抜歯即時埋入とは

歯を抜いてすぐにインプラントを埋入する方法です。

利点

欠点

  • ●外傷・乳歯抜歯への対応がしやすく
     外科的ダメージが少ない
  • ●治療期間が3~4カ月短縮される
  • ●成功率が少し下がる
  • ●審美的コントロールが難しい
  • ●長いインプラントを使用するので
     骨の状況による
  • ●感染には弱く、根尖病巣・歯周病患者
     には適用できない

All-on-4

無歯顎の患者さん、歯が少ない患者さんに対してインプラントを4~6本埋入し、固定式のブリッジを入れます。

インプラントの固定が良い場合は、手術のその日のうちに仮歯まで入り、見た目とお食事に満足いただける、画期的な最先端の治療です。

インプラント治療に関する相談について



当院で行ったインプラントの症例集はこちら

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