チョット待った!1本10万円以下のインプラント

激安インプラントをどのようにお考えですか?
もう一度、インプラントのことについて
しっかり考えてみませんか?
わたくしが激安インプラントの
現実
暴露致します。

患者様になぜ行うかを
説明する姿勢が大切です。
構造的な配慮が
必要になります
インプラントが歯周病
に感染し骨がなくなって
しまう図

最近、1本あたり10万円程度のような、安さを売りにしているホームページ・広告を見られます。

全国的に見て一般的には安心できる標準的なインプラント治療で1本当たりのトータル30万円~60万くらいが相場のようです。

この値段は、安全性の高いインプラントを使用しており、日本での認可がありメーカーで医療機器として保証されているためです。

なぜ10万円以下のインプラントが存在するのか?安いなりの理由があるのです。

長年お使いいただくインプラント。ご自身の健康のために行う医療です。安かろう悪かろうであっては困ります。

トラブルに巻き込まれないために、値段に流されないようにしないといけません。

激安インプラントの危険性

■日本で認可されていないインプラントを使用すると、何か問題があった時に対応出来ない。
■インプラントの素材の安全性が保障されていない。
■トラブルが生じた時、その関連パーツが手に入らず、撤去せざるをえない。
■1本10万円以下と表示しているが、手術料や上部構造(かぶせもの)が高額なことがありトラブルになるケースが多い。
■十分なトレーニングをうけていない先生がオペする。(人件費を削減して低額のインプラントを実現させる)
■企画からもれた(B級品 欠陥品)ものを埋入している。
■ごく稀に使いまわし?のインプラントがあると指摘されている。

激安インプラントのメカニズム

激安インプラントはさまざまなことを行い費用を削減していることが考えられます。

私が入手した情報では、
・インプラント手術本数だけを増やして経営を成り立たせていることの問題  
→本数だけを売りにしているのは危険。適切なインプラント年間100本とただ単価を落として"ただやりました”を年間2000本を入れましたとではそのクォリティーや技術力がはるかに違うのです。 ただ入れるだけなら、正直研修医にだってできます。

・患者様ひとりあたりにかけるカウンセリング、診査・診断の時間を削る

・手術前の歯周病治療などの処置を行わない(最も危険)

・CTを撮影をしない

・日本で承認を取れていないインプラントを使用することにより、インプラント本体の値段がかなり安い。

・インプラントは通常インプラント体・アバットメント(土台)・被せ物(冠)で成り立っているが、インプラント体の値段しか記載されていない。安さを売りにして過大広告をうたい、後から値段を聞いたら びっくりされるケースや思っていた治療結果にならないなど問題が発生するのです。

・インプラント以外の治療はあまり行なっていない場合が多く、問題があります。

・インプラント治療後のメンテナンスが曖昧
→車検と同じでメンテナンスを怠れば事故につながります。

現在起きている訴訟問題は激安インプラントから発生している。というのも過言ではありません。

値段だけで医院を選ぶのではなく、医院の治療の質で選ばれた方がいいと思います。生涯お世話になる健康のためのインプラント。安かろう悪かろうでは適切な医療という観点上、大問題なのです。

実際にあった話の具体例

先日、某歯科インプラント施設で行った患者様が来院されました。 ただ歯がないところに入れただけの状態で、かみ合わせ/歯周病/虫歯が全くコントロールされていなかったのです。

患者様とお話すると、インプラント以外の処置は他の歯科医院さんでやってくださいとのことでした。私はその話を聞いて正直怒りを感じました。なぜ怒りを感じたかというと、インプラント治療は歯がないところに単に入れるものではないからです。

まずはお口全体を正確に把握しておかなければインプラント治療は失敗に終わってしまうのです。例えば歯周病がコントロールされていなければ、インプラントは即感染をおこし長期維持できないどころか、インプラントを入れていることによってどんどん骨が痩せていってしまうのです。

かみ合わせが悪ければそれを治さなければインプラントを入れてもまともに噛めるようにはなりません。身体的に問題が生じ、余計に酷くなることだってあります。虫歯がひどく抜歯や歯根の治療が必要にもかかわらず放置した場合は、顎の骨の中で膿んでいる場所にインプラントが近くに入っており、結果腫れてしまったとか感染を起こしたとかで当医院へ駆け込むケースが後を経ちません。

インプラント治療は、とてもよい治療方法です。インプラントの成功率ほど良い成功率がある治療方法は多くはありません。歯がない方にとっての救世主であり、ご自身の残った歯を大切に保存させるためにもインプラントに活躍させ、保存歯牙の負担を少なくすることだってできます。

インプラント治療は歯科医療の集大成ですから、インプラント手術の技術だけあっても意味がありません。歯科医療の総合力が無いと成功へは導けないのです。

虫歯・歯内療法・歯周病・補綴・口腔外科・歯科麻酔・全身管理・かみあわせ・修復技術、これらを軽視しない臨床姿勢の歯科医院へ行かれることを願っています。

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